今回は“卵ケース”から台湾の生活について紹介します。
日本ではスーパーやコンビ二、ドラッグストアなどで卵が販売されています。プラスチックや紙製の卵パックに入った状態で卵を購入し、冷蔵庫のドアポケットの卵置き場・庫内の棚にそのまま保管するのが一般的。
最近では料理上手や整理整頓好き、省エネ派たちの間で、卵ケースを購入して冷蔵庫内をより使いやすく収納・管理される方が増えています。
※地域によっては、みかんのネットに入れて販売している場所もあります。
(うちの近所では道路沿いに卵専用の自販機があります。コインロッカーと同じ様に小銭を入れてドアを開け、ネットに入った卵を取り出します)
では台湾では?
卵の購入方法が2種類あります。
①スーパー
②卵専門店(または菜市場、雑貨店、車の移動販売)
スーパーで販売されている卵は常温タイプと冷蔵タイプがあります。
台湾のドラッグストアでは販売されていません。
私が台湾で普段購入するのは冷蔵タイプの白い卵。
赤卵もありますが、値段が上がるので白い卵を購入しています。
部屋にある冷蔵庫(1ドアタイプ)が小さいので購入時のパックや卵ホルダーに入れて保管すると冷蔵庫内のスペースが狭くなるため、ほぼ茹でたまごにして保存・食べています。
瑞牧の白い卵(83元/10個入)木崗の白い卵(95元/10個入)。 この2つが売り切れているときは、6個入りの90元ぐらいの赤卵(冷蔵)を購入します。
常温の卵に比べて、冷蔵タイプの方が価格はやはり上がります。
常温と冷蔵で価格差は40~50元ほど。
日本でも産みたての卵を常温で購入した場合は、冷蔵庫に入れなくてもいいそうですが台湾は湿度が高いので、私は常温より冷蔵タイプの卵を購入し、冷蔵庫で保存しています。
①スーパーで購入する場合
友人はスーパーで常温の卵を購入します。
冷蔵庫にしまう前に1つずつ卵を洗い、ドアポケットへ。
(私の部屋の冷蔵庫はドアポケットに卵置き場がありません。卵を1つ1つ洗うのも手間なので冷蔵タイプの卵を購入しています)
別の友人は冷蔵庫にしまう際は洗わず、使う時に洗います。
どうやら各家庭でやり方が違うようです。
②卵専門店(菜市場、雑貨店や車の移動販売)で購入する場合
自分で選んで欲しい数だけビニール袋に入れて購入するか、卵ホルダーを持ってきてそのケースに入れます。
家族暮らしの場合は、20個入りの卵ホルダーや10個入りの卵ホルダーを2つ(または1つ)持って近所の卵専門店へ。
卵は量り売り・個数売りもしていますがスーパーで買うより値段は安いそう。今年の1月は菜市場でも卵が値上がり(40元/1kg・台湾式)しましたが、現在は通常価格(28元前後/1kg・台湾式)に戻ったそうです。
卵専門店では鶏の卵以外に、鴨蛋、鹹蛋、皮蛋、うずらの卵なども販売しているそうです。
週末の午前中に卵専門店の近くを通ると、10個以上の卵が入ったスーパーの袋を下げて慣れた感じで自転車に乗って帰る方たちを見かけます。帰り着くまでに卵が割れてしまわないか、見かけるたびに心配になります。
(割れた卵の後片付けが意外と手間ですよね)
友人ママは、普段、菜市場で卵を購入するそうです。たまに割れてしまうことがあるそうですがエッグホルダーは使わず、手提げタイプのビニール袋に入れて、帰宅後すぐに冷蔵庫のサイドポケットに卵をしまうそうです。
①のスーパーで購入する場合は、日本と同じように賞味期限が表示されています。②の卵専門店などで購入する場合は特に賞味期限は記載されておらず、店主も賞味期限について何も言わないそうです。
また友人ママも鶏の食べるエサやどこの卵か、卵を産んだ時期なども確認しないそう。友人ママの話では、毎回買うときは1kg前後(10数個)購入しても1週間で使い切るので賞味期限やどこの卵が気にしないそうです。
「今までそれで食べてきて、特に病気にもなってないから問題ないわ」という頼もしい回答でした。
また、台湾では生卵や半熟卵を食べる食文化はありません。
必ず焼く、炒める、煮る、またはスープに入れるなど、必ず火を通します。
ここ最近、生卵や半熟卵のメニューも見かけますが、私の友人はほぼ全員しっかり火を通したものを食べます。
生卵で食べる習慣がないこと、火を通して食べるため、常温、冷蔵どちらでも問題なく、賞味期限もあまり気にしていないように見えます。
料理をおそわるDinoさんは②の卵専門店(雑貨店)で買います。
私の周りの友人は(特に女性の場合)、仕事を持っているためスーパーで買う方が多いです。人によってはオーガニック店の卵を買う方も。
オーガニック店の卵は冷蔵卵の価格とあまり変わりません。次回はオーガニック店で購入してみようと思います。
日本人が買うならどこでどれを買うのが一番か?
この答えは、正直分かりません。
私も卵を買い始めるまで、どこの卵を買うか悩みました。
友人たちがどこでどのくらいの値段の卵を選んでいるか確認しながら、最終的に値段がやや高くても冷蔵タイプの卵が安全だと思い購入しています。
(私は安全性と衛生面で冷蔵の卵を選んでいます)
台湾人の友人たちは常温の卵を購入している率が高いです。
台湾で使われる卵ホルダーは日本のように冷蔵庫内の収納、使い勝手からではなく、卵専門店で購入した際の保管、保存に使われていました。
日本では養鶏所や農協、道の駅などで販売されている卵は買ったことがありますが、台湾のような雑貨店、住宅街の中にある卵専門店、菜市場で販売されている卵が珍しく感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。