友人たちに誘われて「蚤の市」へ出かけてきました。
蚤の市の会場は信義区にある「松山文創園區」。
1937年に建設された「台湾総統府専売局 松山タバコ工場」の跡地。
建物内はタバコ工場当時の雰囲気が残る高い天井、長い廊下、大きな窓。
中庭もあり、広々とした空間はどこか落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
現在は複合文化施設として展示会や展覧会の会場としても使われています。
斜め向かいにある倉庫と誠品生活松菸店には来たことがありますが、この建物に入るのは初めて。
「蚤の市」の会場に入る前に、近くの部屋を覗いてみました。
コンクリートの柱には工場時代の名残りが見て取れます。
こちらは若手クリエーターたちの商品が展示販売されています。
ペーパーで作られた折鶴のピアスや、ペットボトルをぶら下げるための編みバックなど、思わず手にとってみたくなるものばかり。
前置きが長くなりましたが、さっそく「蚤の市」の会場へ。☆入場無料
初日にも関わらず、平日午後4時過ぎでも混み合っています。
最初に目に留まったのはこちら。
木製のテニスラケット。
台湾では卓球やバドミントンをされる方が多く、まだテニスをされる方にお会いしたことがありません。木製のラケットを使ったことはないですが、久しぶりにテニスがやりたくなりました。
日本からラケットを持ってくるか、台湾で購入するか……。
「蚤の市」には陶器やアンティークジュエリー以外に、タイプライターなど味わいのある商品が沢山あります。
トランクに入った雑貨に掘り出し物がないかチェックしながらお店をまわると、日本の友人が好きそうなカップ&ソーサー、プレートも発見!
他にも日本のキャラクターも。
マッチ箱(1つ/20元)
通路の真ん中は手作りケーキやコーヒースタンドの売り場スペース。
何気に焼き菓子やコーヒーも気になります。
日本のカメラや昔の電卓など、まだ使える状態で販売されていました。中には高額な一眼レフカメラも。
日本の「蚤の市」や「骨董市」では着物や帯なども見かけますが、さすがに台湾では見当たらず、古着を扱っていたのは全体の15%ぐらいでした。
各ブースの中にはパンやおむすびも販売されています。
ケースに入ったカヌレやパンがどれも美味しそうで買いたくなります。
最近、カヌレをカフェやお店で見かける機会が増えました。
以前から見かけていましたが、また最近ブームがきているのかも知れません。(それとも単に私が食べたいから目にしている可能性も……)
私はカトラリー(食卓用のスプーン、ナイフ、フォーク)やお菓子作りの道具類が気になりました。
今はなるべく物を持たないようにしているので、今回は眺めるだけで我慢。
白いダイヤル式の電話機を発見。珍しいです!
一通り見てまわり、私が気になったのはこちらの商品。
これはシリコンタイプの携帯ストロー。
日本と同じように台湾も環境問題の取り組みの一貫で、飲食店でプラスチックストローが廃止の方向で動いています。
太めのストローならタピオカドリンクも問題なく飲めます。
ケース入りで1個/140元。
サンプルのストローに手を伸ばしたら、ちょうど左隣にいた男の子も同じタイミングで手を伸ばしていました。
お互い譲り合いになりそうだったので、軽くおしゃべりしながら彼が手に取ったタイミングで写真を撮らせてもらいました。
会話が弾み、思いのほか楽しい時間になりました。
購入しようか少し悩みましたが、タピオカミルクティは1年に数回しか飲みません。飲み終わった後のストローをどうするのか、ストローの内側をどうやって洗うかを考えたら、今回はまだ買わなくてもよさそうという結論に至りました。
結局、友人は大きめのカップを購入。もう一人の友人は卓上ランプと試験管を2本購入していました。私は何も購入しませんでしたが、見てまわるだけでも楽しめます。日本人も意外と多く訪れていました。
「松山文創園區」では毎回、様々な展覧会が開催されています。
この場所は台湾の流行が分かる場所。友人と出かけたり、特に予定がなければ一人でふらりと訪れてみても楽しめます。
天気のいい日は池の近くや中庭で、コーヒーを片手に本を読んだり、絵を描いて過ごしている方たちも。(池は市政府側の出入り口近く)
お子様連れの家族も見かけますが、どちらかというとここは大人向けのお出かけスポット。インスタ映えに興味がなくても心地良い場所。どの場所も絵になる写真が撮れます。
ぜひ一度、時間を見つけてお出かけください。
◎松山文創園區
住所:臺北市信義區光復南路133號
電話:02-6622-6888
最寄り駅は国父記念館駅(5番出口)または市政府駅
最後までお読みいただき、ありがとうございました。