「姊」「姐」の違い。書くときに相手に合わせて使い分けたい中国語 ☆「姊」は「姉」の旧字体・正字

今回は中国語の「姊」と「姐」の違いについて紹介します。

「姊」と「姐」の意味はほぼどちらも同じ。
日本語の「姉・姉妹」。女性の呼びかけや親しい間柄で使われる言葉。

日本語の「姉」=「姊」の略字。※「姊」は旧字体・正字。
見比べるととても似ていますよね。

中国語で現在一般的に使われる字は「姐」。

文化大で授業を受けていた時も視聴華語の教科書で最初に習うのは「姐」の字。
よく使われる中国語は「姐姐・小姐・大姐・○○姐・二姐・姐妹」など。

「姊」を習う時には先生から「これは最近は使わないから見たら『姐』と同じ意味だと分かればいい」という感じで習いました。

授業で緩い感じに聞いていたため、あまり意識はしていませんでした。
LINE上でやり取りする時は普通に「姐」の字を使っていました。

ところが長く台湾にいると、相手によっては「姊」の字を使ったほうが良い場合が出てきます。(私の周囲だけかもしれませんが……)

例えば、母親世代の方たちとLINEでやりとりする時は「姊」の字を使う方が自然なとき。

また姉妹で自己紹介される文面では、お姉さんの自己紹介でははっきり「〇〇の『』ですと書かれることが多く、返信の際に少し気をつけます。

◎「姊」と「姐」の大きな違い
血縁関係にある姉妹の場合は姉のことを「姊」で使い分けます。

「姐」は年齢を問わず今では一般的に使えますが、友人から「私は〇〇の姊です」と自己紹介された場合は、相手にならい〇〇姊と書くほうが自然です。ここであえて「姐」を使い続けると、直接は言われませんが、その方に対してやや失礼になる気がします。

母親世代の方でも全く気にしない方が多いですが、台湾では学歴や肩書を大事にされる方もいらっしゃいます。目上の女性には、状況(相手)に合わせてこの「姊」「姐」を使いわけてください。

なお、初中級レベルの方はこの使い分けは気にせず「姐」だけで問題ないと思います。偶然目にした場合は「姐」と「姊」は同じ意味だな、と分かれば十分です。

 


◎発音

注音(台湾語の発音):ㄐ丨ㄝˇ語拼音:jiě

姊 ①(ㄐ丨ㄝˇ)
注音讀音:ㄐ丨ㄝˇ
漢語拼音:jiě

姊 ②(ㄗˇ)
注音讀音:ㄗˇ
漢語拼音:zǐ

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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