「本省人」と「外省人」。目上の方と話すときに知っておくと会話がスムーズに理解できる中国語。

今日は台湾で目上の方と会話するときに時々出てくる中国語、「本省人」と「外省人」について紹介します。

「本省人」と「外省人」聞いたことがありますか?

私の友人は母親や父親世代のかたが多く、おしゃべりや食事の席でよく耳にします。

本省人 ( ben sheng ren 3 3 2)
外省人  (wai sheng ren 4 3 2)

ここでは政治的な歴史については省きますが、大まかに言うと自分の両親・祖父母たちが中国大陸から台湾に来たのが「1949年」以前か以後か。

1949年以前に台湾に来た中国人⇒「本省人」
1949年以後に台湾に来た中国人⇒「外省人」

で使い分けます。

1949年は蒋介石*が台湾に移り住んだ年。
*台湾では「蒋中正」と呼ばれています。
観光スポットにもなっている「中正紀念堂」は台湾で呼ばれる名前からつけられました。
私は日本で「蒋介石」で覚えていたため、友人たちから「蒋中正」と言われると最初は混乱しました。ちなみに、中正紀念堂に彼のお墓(遺骨)はありません。墓地は別の場所にあることを今年の夏に知りました。

 

話を戻しまして、1949年以前に(祖先が)台湾に来た人たちは「私は『本省人』だから……」という言い方をし、1949年以降に来た方たちは「『外省人』は……」と言います。

そのため、よく中国と台湾の文化について話す時や、自分の祖先の話をする時にお互いこのような言い方をします。

本省人と外省人の言い方に相手を批判するような意味合いはありません。先祖がいつ台湾に来たのかという点をはっきりさせるために使っています。

もしこの「本省人」と「外省人」の話が出た時は、その方の祖先が中国から来たんだということだけわかれば十分だと思います。

10~30代の友人たちは気にしていませんが、50代以上の方は時々、会話の中でこの言い方をします。

あまり使わない中国語ですが、台湾生活ではときどき耳にする単語です。
参考までに紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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