辞書に載っていない、台湾で使われる中国語をひとつ紹介します。
「 銀芽 」これは何だと思いますか?
答えは、もやし(中国語で豆芽 ・豆芽菜)の別名です。
もやしは中国語で「豆芽 ・豆芽菜(dou ya ・ dou ya cai /4 2 ・ 4 2 4)」と言います。
日本でも「もやし」は身近な食材ですよね。低カロリーなのに栄養豊富。
とくに、野菜の値段が高騰してる時期は安定価格で購入できるので、お財布には優しい食材です。
そんな「もやし」が、身だしなみを整えると名前(呼び名)が変わるんです!
その名も「 銀芽 」
高級レストランのメニューでは「銀芽」と表記されます。
同じもやしですが名前に上品な雰囲気が加わります。
これは下準備の段階で、もやしの「ひげ根」と 「豆」の部分を取り除くことでこの呼び名になります。
ほんのひと手間の作業で「豆」から「銀」に変わるなんて面白いですよね。
まるで身だしなみを整えてみたら垢抜けした人(イケメン)みたいで。
個人的には「豆」の部分と「ひげ根」がない「銀芽」のほうがシャキシャキして食べやすい食感です。
やや手間はかかりますが、食べる相手への敬意や愛情を感じられます。
こんな感じで、面白い単語を学んだ時はまた紹介したいと思います。
ちなみに、中国語でもやしのひげ根と豆の部分を取り除くことを
去頭去尾 (qu tou qu wei / 4 2 4 3 )
頭尾摘掉 (tou wei zhai diao / 2 3 1 4 )
というそうです。