【旧正月の過ごし方】苗栗・白沙屯 拱天宮へ ①紅包(蔡 英文総統からもらう) 2019年の様子

台湾総統の旧正月は市民に紅包を配るのが恒例行事になっているそうです。

昨年(2019年)の旧正月、友人家族に誘われて 蔡 英文 総統(総統=日本の首相と同じ名称)の紅包をもらいに出かけてきました。

紅包=お年玉

場所は白沙屯 拱天宮(苗栗縣通霄鎮白東里8號)

徒歩15分ほどの場所に駐車してこの ↓「拱天宮」へ向かいます。

踏切を渡り小さな通りを抜けます。

      
遮断機が上がると皆さん足早に先へと急ぎます。私たちもつられて小走りで向かいます。

拱天宮の手前にある駐車場の入り口付近。すでに長蛇の列。
蔡 英文総統の紅包配布終了が滞在時間か先着順かわからないまま、この大行列に並びます。

   
行列の最後尾は駐車場を通り越して民家の細い道路まで続いていました。

行列に並ぶと前後の人たちと会話が弾み、まるでご近所の方たちと立ち話をしている感じ。
駐車場内に入ってもまだまだ長い行列。紅包の配布終了が気になります。 

駐車場にはパトカーとともに政府専用車の黒い大型車が3台停車しています。

よく見ると同じナンバープレート。
移動時の保安上の観点からだと思いますが、行列付近に車を停車するのは警備上正しいのか……。

駐車場入り口を出て左に曲がれば、間もなく紅包配布場所へ。

拱天宮入り口左側にあるテントの中で蔡 英文総統が紅包を手渡ししてくれる模様。
30mほど離れている所からはテント内にいる蔡 英文総統の姿は見えません。


近づくにつれ、写真撮影禁止や立ち止まらないよう説明があります。
通路の両側には私服警官や地元の警備の方たちが多く緊張感がありました。

ようやく私の番が来ます。
蔡 英文総統はニュースで見るより、実際はかなり小柄な方でした。
挨拶しようかと思いましたが、変に目立たない方がいいかと思い、お礼だけ言いその場を離れます。
友人ママは周囲に聞こえるほど大きく、はっきりした声で蔡 英文総統に声をかけていました。

それまでうつむきがちに紅包を渡していた蔡 英文総統は、その声を聴いて背筋を伸ばし紅包を渡していました。

友人ママのひと声でその場の空気が明るくなった感じでした。

受け取った紅包はこちら ↓ 2019年の干支は中国では豚(日本ではイノシシ)。
金色の豚の中に福の字。めくると金色の山の風景の中に、太陽に見立てた1元が貼ってあります。

  
行列に並び30分ほどで運よく蔡 英文総統から直接紅包をいただくことができました。

紅包をもらい終わったかたや列に並ばなかった人たちが、私服警官の後ろから蔡 英文総統の写真を撮っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
卓上折りたたみ式にもなっており好きな面を表にして飾れます。

  

紅包の1元(日本円に換算すると約3~4円)。
日本では政治家が金品を配ると賄賂に当たると思いますが、ここ台湾では問題ないそう。

こういったところで文化の違いを感じます。(興味深い)

 

紅包配布終了後、蔡 英文総統はまた別の場所で紅包を配るために移動します。

乗車前に周囲の人たちに向かって何度も大きく手を振ってから拱天宮の会場を離れました。

 

 

ドラマのような警備体勢は、普段見られない光景。大行列にも関わらずスムーズに進んだ印象です。
個人的な印象ですが、日本より総統との距離が近く感じました。

去年は友人家族のおかげで台湾のお正月を楽しく過ごせました。

今年(2020年)はのんびり過ごしています。
スーパーやコンビニもやっているので、旧正月休みもあまり不便さは感じません。
台湾でも新型コロナウィルスの心配もあり、なるべく人の多い場所を避けるようにしています。

 

残りあと数日、皆さんはどのようにお正月を過ごしますか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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