寸借詐欺(サギ)に遭う。馬鹿みたいに騙された本当の話 ※警察と確認中

寸借詐欺に気を付けて!

自分でも情けなくてお恥ずかしい話(まさか台湾で寸借詐欺に遭うとは思わず、自分の中で秘密にしておきたい経験)ですが、今後どこかで同じような被害に遭う方がいないよう自分の失敗を紹介します。

★寸借詐欺事件★
日時:2月6日の18時40分すぎ
場所:和平西路一段の路上(台北)
会話時間:約10分
被害額:1000元 (約3635円)

状況:向かい側から来た老人に声をかけられ、1度は断りその場を離れたものの、思い直しお金を渡してしまった。

犯人の特徴:60~70歳の男性 身長170~178センチ 中肉中背。額(ひたい)に1センチぐらいのいぼが1つ。

服装:普通(特に貧乏そうでもお金持ちそうでもなく、どこにでもいそうな感じ)。
身ぎれいにしていたので、おそらく妻帯者。

<会話>
犯人:すみません、この辺りに住んでる方ですか?
私:いいえ。(この時点で道を聞かれると勘違い)
犯人:実は交差点近くの公衆電話に鞄を置き忘れて、取りに戻ったら見当たらなく、携帯も財布も全部失くしてしまったので、お金を貸していただけないでしょうか? 高雄まで帰るための切符を買うお金がありません。電車賃をお借りできませんか? (携帯が主流のご時世、公衆電話を使う時点で疑うべきでした)

 

私:(お金は)貸せません。(この時点で1度別れました)
※いつもならここで離れてから振り返りません。ところが、少し歩いて振り返ると、私の後方から来た女性にも声をかけて相手にされず、たたずんでいたところを見てしまい、よく考えずに戻って話を聞いてしまいました。(本当に自分でも愚かな行動)

犯人:用事で台北に来たが、台北に知り合いがおらず、携帯もないから誰にも連絡ができない。ホテル代もないし、高雄に今夜戻らなければならない。明後日、用事でまた台北に来るからその時必ず返します。

私:失くしたならまず警察に紛失届を出すべきですよ。警察に行きました?
犯人:いや、どうせ出てこないだろうし……。
(途中の会話がは少し省略します)

私:……。ならいくらあれば足りますか?

犯人:600元
(途中の会話がは少し省略します)

私:分かりました、ではあなたに貸しますが必ず返してください。もし、あなたからの連絡がなければ私は警察へ行きますよ。

犯人:必ず返します。私は嘘をついていません。

私:あなたの連絡先と名前を書いてください。あと身分証番号。
※この時写真をとることも、記載した連絡先に電話をかけて確認することが失礼かと躊躇してしまい、何もしませんでした。しておけば未遂で済んだのに……。

また、近くに営業しているお店かあり、そちらへ声をかけて話を聞いてもらえば良かったと反省。

 

犯人がコートの左内側がら紙切れとボールペンを出し、偽名の名前、自宅の電話番号、身分証番号を書こうとしました。かすれて文字だったので、私のボールペンを渡し書いてもらい、別の紙に私の電話番号を名前を教えました。(手のひらに収まるサイズの紙片を数枚、かすれたボールペンで準備の良さに気づくべきでした)

財布に600元がなく、バックの中から非常用に持ち歩いている1000元を渡してしまいました。

(一部省略)

必ず返すと約束してその場で別れました・

わかれてからすぐに、やはり写真を撮るべきだと思い戻ろうかと時間を確認しましたが、相手を信じようと思い、戻るのをやめました。(写真を撮らなくても台湾はどこでも監視カメラがあるので必要ないと判断)帰宅後、偽名で書かれた紙を下書きに使用した手帳内に挟み、翌日使用したボールペン、その手帳をビニール袋に入れて保管しました、

結果、明後日と言われた2月7日金曜日に連絡は来ませんでした。

 

犯人と会話していた時に何度も怪しい点があり頭の片隅でアラームが鳴っていました。(そこでもっと立ち止まって熟慮すべきところをスルーしてしまった結果が今の状態)

 

普段なら、絶対疑うところ‼
最初に断った後、思い直さずそのままそこを離れるべきでした。

言い訳になりますが、ここ最近別の件で悩み事があり、周囲に(犯人に)対して注意を払っていませんでした。(今更ですが、なぜあの時貸してしまったのか……)

 

思うに、精神的に弱ってたと思います。困った人を手助けすることで自分の中の承認欲求、自己肯定感を満たしたかった気がします。

犯人に声をかけられたた時、その人が苦手な友人に似ていて嫌な印象でした。離れた後でふと、自分の中でそう思ったことが何だか申し訳なく感じてしまいました。

他の人たち(台湾に來る日本人)に比べて出会い運にはとても恵まれています。
(1人の友人を除き、かなり善いかたたちと知り合えています)
それもあって、私も少し人助けで恩を返したいと思ってしまったのが失敗でした。
「男性だから、鞄を失くしてお金を借りるのが恥ずかしくて警察へ行けない」と勝手に想像したのけなかった。

悩みごとがなければこんな馬鹿な行動はしなかったと思います。

 

被害後に、現在協力してくださっている方の話では、この犯人は常習犯のようです。同じような男性に遭ったことがあり、その時の会話にも高雄の話が出てきたそう。おそらくこの付近に住んでるのではないかと。

 

どうか皆さん、私みたいに引っかからないよう寸借詐欺に気を付けてください。

 

私は金曜に連絡がこなかったので、犯人に約束した通り管轄している警察へ行ってきました。

話が長くなりました。
警察でのやりとりはこの次に書きます。

 

 

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