今回は「鼎泰豐」のおすすめのメニューを紹介する前に、おそらく台湾ではここでしかされていないサービスを紹介します。
◇東門に58年以上住んでいる鄭姊から教わりました。
鄭姊にとってここ東門の「鼎泰豐」は自分の食卓。
多い時で週に4,5回(テイクアウトを含めて)以上は召し上がっていらっしゃいます。日によって「今日の○○は塩分がほんの少し足りない」など、一番おいしい状態をわかっていらっしゃいます。
おかげで私もだいぶ足を運び、日によっては微妙な味の違いがわかるようになりました。(生意気な感じですみません)
東門(信義)の「鼎泰豐」に行かれた方はご存じだと思いますが、ここの支払いは“現金”のみ。クレジットカードが使えないのは旅行客にとってはやや不便。
(カードを使用したい場合はデパート内か台北101の店舗へ)
ですが、この不便に見えるところが実は「鼎泰豐」本店の質の高い『おもてなし』なんです。
台湾ではカード払いにすると引き落としの手数料はお店ではなく本人負担。
日本のカードは国内で使用するときは手数料が発生しませんが、海外で使用するときは、支払い料金のほかに海外手数料が発生します。換算時のレートによって支払い料金が変わってしまう点を考慮すると、現金払いのほうが損をする率が少ないと個人的に思います。
ちなみに、店内で食事をする場合10パーセントのサービス料が加算されるのを忘れずに! ※テイクアウトはサービス料不要
話を戻しまして、東門「鼎泰豐」の会計が現金のみというのは普段からカード払いをされる方には不便に映りますが、これを別の角度から見ると質の高いサービス、『おもてなし』をしていることになるんです。
Q,「質の高いサービス」って店員のサービスがすごいこと?
Q,日本語や英語で対応してくれること?
と、思うかもしれませんが、これらは「鼎泰豐」でなくても受けられるサービス。第二外国語を使えることは、「鼎泰豐」では当たり前なんです。
Q,「じゃあ、それより凄いサービスって?」
皆さんご存じですか?
A,お釣りで渡されるお札、全部「新札」だということ。
(鄭姊の話では以前は小銭まで新しいお金を使われていたそうです)
鄭姊にこの話を聞いてから、テイクアウトや店内で飲食後の会計時に何度も見てきましたが、お釣りで渡される100元、500元札が毎回新札。
お客さまからいただいたお札を、ほかのお客さまのお釣りに決して使用しません。
東門では必ず現金払いというのは、来店された方はご存じですが、新札でお釣りを渡しているサービスについては、意外と誰も気づいていないと思います。
銀行からお金を引き出した時やお釣りをもらった時に、新札だと気づくと少し嬉しくありませんか?
私はなんだか良いことがありそうな気になり、嬉しくなります。
お釣りのお札が新札かどうかなんて気にしない方もいらっしゃると思いますが、「鼎泰豐」(東門本店)でこういったサービスが行われていることに気が付くと、食を楽しむだけでなくわざわざ本店へ足を運びたくなる理由になりませんか?
この点はサービスではなくお客様への「おもてなし」に感じました。
(日本でも現金払いをした際のお釣りを新札で渡すお店もありますが極わずか。聞いたことがあるのは、ある高級ブランド店で現金払いをすると新札のお釣りが渡されるそう)
これから鼎泰豐(東門本店)へ行かれたら会計時に確認してみてください。
次回は「鼎泰豐」おすすめのメニューを紹介します。
去年の秋から物価の上昇にともない、「鼎泰豐」も金額がやや上がりました。そのあたりの面白い話も次回まとめて報告します。
ちなみに、ランチやディナータイムで待ち時間が短い店舗は
☆☆☆そごう(復興店)←意外と回転率が良く、待ち時間も短いです。
★★☆板橋店と101店 ←地元の方や個人・団体の観光客、買い物に来たお客さまが多く待ち時間が長め。
時間を遅めにすると東門本店でもあまり待ちません。
最後までお読みいただきありがとうございました。