悉芬姐に教わった九層塔炒蛋(九層塔煎蛋 )の作り方と下準備を紹介します。特に、下準備が興味深かったので気になる方は最後までご覧ください。
◎台湾バジルは傷みやすいので、購入当日(または翌日)には使いきる!
当日に使いきる食材とは知らず、冷蔵庫で保管すれば2、3日は使えると思っていました。
下の写真は前日に購入し、冷蔵庫で保管し翌日に撮影したもの。
葉の一部が黒く変色し始めています。
今回のバジルは丼1杯分ほどの量。
先にバジルを炒めてから溶き卵を入れ、水を少量加えて炒めます。
バジルと卵の炒めものは言い方が2つあります。
「九層塔煎蛋」「九層塔炒蛋」。
どちらも使う材料は同じですが調理方法が少し違います。
◎ポイントは焼くか炒めるかの違い。
ただ、調理方法が若干違うだけなので、言い方はどちらも通じます。
◇バジルの量に合わせて調理方法を変える
バジルの量が多いときは、今回紹介する「九層塔炒蛋」の作り方がお薦め。バジルの量が少ないときは卵の中に入れてパンケーキのように焼くと良い。
今回は先に作り方を紹介します。
◎材料
台湾バジル(九層塔)
ねぎ 適量またはお好みで
卵 1個
塩、胡椒 少々
砂糖*小さじ1/3
*砂糖は味の素の代わり(味の素を入れる場合は砂糖を入れなくてOK)油 適量
①熱したフライパンに油を入れ、3~4cmに長さに切ったねぎを入れる。
②ねぎの香りがしてきたら、水切りしたバジルを炒め、水*を入れる。
③バジルのかさが半分以下になってきたら、溶き卵をまわし入れ、水(80~100cc)*を入れる。
④鍋を少し傾け、水の部分に塩、胡椒、砂糖*を入れ、全体にからめるように炒める。 これで出来上がり!
※水の分量はバジルの量に合わせて調節してください。
今回は丼1杯分ほどのバジルを使用。
②のときにご飯茶碗1/3の水を入れ、炒めながら水の部分に生のバジルを入れる感じで炒めます。
③バジルのかさが半分以下になったときにフライパンの中にまだ水分が残っていたら、卵を入れた後の水を入れなくてもOK。
出来上がりは水分が多くても問題なし。
(その場合は調味料の量を少し増やしてください)
悉芬姐は残ったスープをご飯や麺にかけて食べるのもお勧めだそう。
◇下準備《 悉芬姐の場合》
バジルの太い茎をとり、柔らかい細い茎はそのまま使う。
黒くなった部分も問題なく使えます。但し、黒い部分が柔らかく、ドロドロになっていた場合は使わず、取り除いてください。
先に茎の硬い部分をつみ分けてから、洗います。
※私は先にバジルを洗おうとしましたが、このやり方はNGだそう。
まず軽く洗い流します。約3回。
ボウルの水に砂や細かい汚れが見えなくなればOK。
水をはったボウルに洗ったバジルを入れ5~15分つけます。
◎POINT!
この時、もしお米を洗った研ぎ汁があればこのつける水の代わりに使います。5~15分後、研ぎ汁の水を切り、直接、調理中の鍋に入れます。
※再度、水で洗う必要はなし。
お米の研ぎ汁が無ければ、そのまま水に5~15分ほどつけておけばいいですが、研ぎ汁があればぜひ使ってください。悉芬姐の話ではお米の研ぎ汁につけたほうが、バジルについた農薬が出てきやすいそう。
研ぎ汁は筍の灰汁抜きや食器洗い、草木の水遣り以外に利用したことがなかったので、野菜の残量農薬を取り除くためにバジルを浸し、再度水洗いする必要が無いというのが珍しく興味深かったです。
台湾のバジルで料理される方は、ぜひこの下準備をお忘れなく!
なお、「九層塔煎蛋」の場合はパンケーキのように焼くか「菜脯蛋」の焼き方をするだけ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。