台湾の茄子(なす)は日本の茄子より美味しい。
日本の茄子も美味しいですが、湿度の高い台湾にいるとなぜかより美味しく感じます。
▼今回はDinoさんに教わった「紅焼茄子」を紹介します
▼台湾の茄子は長茄子が主流!
15㎝のiPhone5Sと比較すると倍の長さ
☆台湾では長茄子の選び方が面白い
日本では皮の色が濃く、表面に傷がない、ツヤとハリがある茄子を選びますが、台湾で同じように選ぶと硬くて美味しくない茄子だそう。(台湾式の選び方をしなかったので今回の茄子は硬い茄子でした)
◎やわらかく食べ頃の茄子を選ぶ購入時のポイント!
ヘタ側を持ち、上下にふり(キュッキュッと)弾力があるものを選ぶ。
◇材料
茄子
ねぎ(細葱、薬味ねぎ)/バジルやピーマンでもOK
にんにく
赤唐辛子
醤油
水
油
【下準備】
■にんにく スライス 小さなにんにくはカットしなくてOK
Dinoさんの場合、根の部分にも栄養があるそうで、このまま使います。
※台湾のにんにくは臭くありません。そのため多めに使いますが、日本で作る場合はにんにくの量を控えめにしたほうが良さそう
■赤唐辛子 普段は小口切り(もしくは斜めにカット) 茄子に使用する場合は少し細長く切ります。これは香りを引き立てるため。辛みが苦手な人は赤唐辛子の量は1/2から1本でOK!
■葱 小口切り ☆今回はキッチンばさみを使用
■茄子の下準備
①茄子のヘタを切り落とし、乱切りにする。(くし形切りでもOK)
②変色を防ぐため、切ったらすぐに水に浸ける。
Dinoさん流は変色を防ぐため、先に他の材料を準備しフライパンを熱する直前に茄子をカット!
◎作り方 油は多めに! 茄子の形が崩れるのを防ぐため菜箸は×
▲熱したフライパンに多めの油、唐辛子とニンニクを入れ15秒ほどそのままにする
▲茄子を入れ1~2分ほどそのまま動かさない。※油跳ねに注意!
茄子全体に油が回るよう、フライパンの底を少し動かす(揺らす)。※菜箸は使用しない
▲フライパンに面した茄子に少し火が通ったら、フライ返しで茄子の上下を入れ替える。(今回、私が購入した茄子は硬い茄子だったので、火が通るまでに時間がかかりました)
▲茄子を入れて2~3分後に、醤油と水を入れる。※動かさずそのまま!
▲醤油と水を入れて煮詰める。水分が半分ほどになった所でフライ返しで茄子を軽く押し、やわらかく感じたらOK! (今回は茄子の中心部まで火が通るのに時間がかかり、余分に15~20分ほど弱火~中火で煮ました)
▼茄子がやわらかくなったら、煮つめて水分を減らす
砂糖やみりんを加えなくでも、最初に入れた(多めの油で)茄子全体に油が回っているので照りが出ます。☆お好みでみりんを入れてもOK
▼火を止める直前に葱を入れ、軽く混ぜたら出来上がり!
☆台湾では茄子料理に加える野菜はピーマンや台湾バジルが主流だそう
2日後に再挑戦! 今回は水分を多めに茄子の火の通りを短めに調理。これはこれで及第点はとれている感じですが、味の染み込み具合があと一歩。もう少し煮詰めてもよかった感じ★★
台湾でこの「紅焼茄子」を作る時は2~3日に分けて白米が麺と一緒にいただきます。
以前は台湾で1人暮らしをするならお弁当や外食した方が便利だと思っていました。残念ながら毎年物価も上がってきています。やはり台湾でも自炊の方が食費を抑えられそうです。
~番外編~
■台湾では丸茄子は不人気!?
私の周り(台湾)では丸茄子は美味しくないと思われています。
ぜひ台湾で茄子料理を作る時は長茄子を選んでください。
■「紅焼茄子」は台湾式「麻婆茄子」?
今回教わった「紅焼茄子」は日本でも人気の麻婆茄子(マーボーナス)・台湾式麻婆茄子なのかDinoさんに聞いてみました。答えは「No!(全く別の料理)」。ポイントは「紅焼茄子」の調味料に豆板醤を使用しない点。
茄子選びに失敗しなければ、調味料も少なく日本でも手軽に作りやすい料理です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Dinoさんから習った他の料理も下に紹介しておきます。よろしければご覧ください。